GDPと為替レート(2)

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概要

今回は、GDPと為替レートの関係をグラフにした結果を示したいと思います。
GDPは英国と日本のGDPを、通貨ペアはGBP/JPYが対象で、時間単位は四半期別となります。

米国と日本を比較した前回投稿にご興味ある方は、以下をご参照ください。

今回検証

GDPと為替レートの関係には、様々な考察がなされています。

例えば、GDPが(相対的に)上がる→企業の景気が良い状態→株価が上がる→株を買うため通貨が買われる。
つまりこの理屈通りであれば、GDPが上がれば通貨高となります。

また、別の例として、(相対的に)通貨高になる→輸出力が下がる→輸出が減少し、国が貧乏になる→GDPが下がる。
この場合、通貨高になればGDPが下がることになります。

上記二つの例は、反対の場合にも同じ理屈が成り立つため、そうすると以下のサイクルが繰り返されることになります。
GDPが上がる→通貨高になる→GDPが下がる→通貨安になる→GDPが上がる→最初に戻る

ですので、上記サイクルが成り立つことが仮に正であれば、GDPの推移から相場の変動を予測できそうな気がします。
矢印の間にタイムラグがなければ依然予測は困難ですが。

そして、前回は米国と日本の比較を行いましたが、今回は英国と日本を比較してみたいと思います。

多分今回も何の関係性も見つからないと思いますが、念のため。

検証条件

  • 各四半期のGDP変化率[%]の差(英国GDP変化率$-$日本GDP変化率)をプロット
  • 通貨ペアGBP/JPYの四半期毎の始値、高値、安値、終値の平均値をプロット
  • スプレッドは考慮しない(Bidチャートのみを対象とする)
  • 対象期間は2013/1~2020/12(8年間)

尚、英国GDPと日本GDPはそれぞれ以下のリンクのデータを取得した。

Gross Domestic Product (GDP) - Office for National Statistics
Gross domestic product (GDP) estimates as the main measure of UK economic growth based on the value of goods and services produced during a given period. Prelim...
国民経済計算(GDP統計) : 経済社会総合研究所 - 内閣府
内閣府経済社会総合研究所の国民経済計算(GDP統計)等を掲載。

結果

下図が検証結果です。
青がGDP変化率の差で目盛りは第一軸、単位は[%]です。
オレンジがレートで目盛りは第二軸、単位は[¥]です。

2020年コロナで青線がバタついてますが、一方のオレンジは穏やかですね。
その他の期間を見ても大した相関は見受けられません。

やはり8年間の比較は時間が短すぎで、もう少し長いスパンで可視化しないと何もわかりそうにないなと思いました。
データをどこから取得するかが悩ましいですが、もっと長い目で見たちゃんとした分析を今後はしたいと思います。